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新築を建てる際に、特に北海道は冬の悩みの一つとしてあがることの多い結露について
結露発生のメカニズムと具体的な対策を実例をもとに解説していきたいと思います!!
今年の冬から窓ガラスが結露するようになったとのことでお客様から問合せ連絡あり
【原因】
●室内の換気量が不足していたことが原因
①電気代が高いので節約のため今シーズンから石油ファンヒーターを使っている。
ポータブルの石油ストーブや石油ファンヒーターは燃焼させた灯油とほぼ同じ量の水蒸気が発生するため室内の空気の湿度が高くなります。
②冷気(外気)が室内に入らないように各室の吸気口を閉じている。
外気が入ってこないので、換気装置を動かしていても排気されず湿度の高い空気が滞留し続けることになります。
【対策】
・灯油の暖房機器を使用する際は、特に「換気」をこまめに行なうよう気をつけることが必要であること。
・各室の吸気口は、調節して絞ることは問題ないが完全に閉じてしまうのは「NG」であること。
・電気式ヒーターやエアコンがおすすめ
石油やガスを燃焼させて暖めるストーブやファンヒーターは、燃焼の過程で水蒸気を発生させます。使用中は、どんどん部屋の湿度が高まっていくので、つけっぱなしは極力控えるとよいでしょう。また室内の湿気が気になる場合は、暖房器具を電気式ヒーターやエアコンに代えるのもお勧めしています。
【参考】
●なぜ結露は発生するか?
空気中に含むことができる水蒸気量は、空気の温度によって決まります。
温度が高い空気ほど多くの水蒸気を含むことができます。
暖かい空気が外気で冷えた窓ガラスや壁面にあたって冷やされると保持しきれなくなった分の水蒸気が水滴となって現れるものです。
同様に、玄関や使っていない部屋など閉めきって極端に寒い場所を作ってしまうと結露やカビの発生など不具合が生じてしまう原因となるので、全室暖房で家じゅうできるだけ均一な温度で保っていただくことをお勧めしています。
結露を放置すると、その湿気でカビが発生し、カビをエサにするダニなどの虫が集まってきやすくなります。
カビや虫の死骸やふんはアレルギー反応の原因となる物質であるため、人が吸い込むことで、シックハウス症候群、アトピー、アレルギー性皮膚炎などの症状を引き起こす可能性があります。
また、カビによって壁紙や家具にシミができたり、傷めたりすることもあります。
外気の影響を受けにくい家づくりで結露に悩まず、冬暖かく夏涼しい、快適に過ごせる家を実現していきましょう!🏠